
(株)新美利一鉄工所は、愛知県岡崎市に拠点を置き、先端設備を駆使してさまざまな板金部品を製作している会社です。
愛知県が推進する農業関連事業に参画!
1 現場フィールド活用型イノベーション推進事業とは?
事業の概要
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目的: 地域の実情に精通した県の普及指導員が参画企業と産地を結び、現場の「ほ場」で既存技術の応用、機器の改良、アプリの開発などにより、課題解決に必要な新技術を迅速に導入することを目的としています 。
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主体: 愛知県が推進し、県の普及指導員が中心となって実施します 。
2 UV-B 照射技術とは?
バラにおけるUV-B照射によるうどんこ病防除技術の概要
この技術は、農薬に頼る頻度を減らすことを目指したIPM(総合的病害虫・雑草管理)技術の一つとして、全国的に普及が進んでいます。
作用メカニズム
UV-B(紫外線B波)を夜間に照射することで、主に二つのメカニズムでうどんこ病を防除します。
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病原菌の生育抑制: UV-Bが病原菌であるうどんこ病菌の分生子(胞子)の発芽を直接的に抑制します。
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植物の抵抗性向上: バラがUV-Bを浴びることで防御関連遺伝子が発現し、植物の免疫機能(抵抗性)を獲得・活性化させ、病害にかかりにくく丈夫なバラに育ちます。
防除効果
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薬剤が効きにくくなったうどんこ病に対し、高い発病抑制効果を示すことから、農薬散布回数の削減や労力削減、増収の可能性が期待されます。

3 事業目標
バラUV-B照射による うどんこ病防除技術の課題であった うどんこ病軽減効果の安定と葉焼けの防止、および施設内ビニル等の劣化防止を両立する装置の開発 。
4 量産機完成
までのプロセス
(1)試作1号機を作成、 UV-Bの放射照度を測定し形状を検討・作成。

(2)試作1号機に対する実証農家の意見を聞き取り、それを反映した試作2号機を作成。

(3)実証機の作成・増産: 再度農家の意見を聞き取り、実証機を作成・増産し、2月から県内各地の実証ほへ設置。

(4)実証の結果と意見を反映し、量産機を作成し最終的な現地実証。

(5)実証結果をとりまとめ量産機が完成。

(6)実証結果を反映した完成機。

5 事業の成果
名称 | IPM(農薬に頼らない防除)技術を推進するアタッチメント |
対象作物 | 施設花き(バラ) |
達成状況 | アタッチメント (照度安定装置&資材劣化防止装置)が完成した。 |
評価 | 効果を発揮する形状かつ軽量化が図られた。 |
技術的成果 | 量産機の使用によりUV-B放射強度が安定しました。 |
実証 | 尾張、知多、西三河、東三河の各地域で実証。 |
その他 | 意匠登録申請済み |